多ボタンマウス

バイスのお話。

2010年から長年愛用していたRazer Naga。サイドに12ボタン付いてるのが売りのゲーミングマウスなんだけど、まず買って早々、左クリック付近にある「戻る」「進む」がぶっ壊れる。
12ボタンが機能してればいいやと使っていたら結構はやい段階で右クリックがチャタリングを起こす。
ツールでごまかして使っていたけど段々ひどくなる。今ではすっかり右クリック恐怖症である。
数年後ホイールまでチャタリング起こす。ウェブブラウジングもスクロールバーをクリックして動かすなど原始人みたいなことをする。
そしてついに左クリックもお亡くなりに・・・。

ゲーム以外でも多ボタンマウスに慣れるともう普通のマウスでは不便を感じてしまうので仕方なく新調することにしました。
さすがに他の方も指摘していた耐久性も改善されてるだろうしRazerでよかったんだけど、なんとなく「マウス 多ボタン」とかで検索してみるとロジクールからサイド12ボタンマウスのG600なるものが発売されていた。
まず圧倒的に安かったので即買っちゃいました。Nagaは今でも9000円くらいするらしい。公式では79ドルみたいですね。

2010年のNagaと今回買ったG600の違い

まずは肝心要のサイド12ボタンの感触、正直押しづらい。
Razer2010と比べてボタンの範囲が大きくなっていて親指の移動範囲が大きくなっている。
変な角度が付いているため妙な違和感。恐らく親指の腹で押してくれってことなんだろうけどどうもなじめない。
特にG15〜G20ボタンが押しづらいと感じました。
従来のNagaに慣れていたせいもあるだろうけど、ここはマイナスかなぁ・・・。

右クリックのさらに右側に位置する第3のクリックボタン。
Gシフトという名称らしいですが、押している間は全てのボタンに別のプロファイルが割り当てられると言ったらわかるだろうか。
JoyToKeyでいうところの特殊機能の「押されている間、一時的に他のジョイスティック番号の設定を使う」と同じ機能。
これが便利で、今まではスキルスロットの1〜0だけしかマウスから直接使えなかったのが、Gシフト押している間はCtrl+1〜Ctrl+0を割り当てたりできるようになる。
つまり、サイドの12ボタンやらクリックやらを合わせて20ボタンらしいけど実質は19×2の38のキーを設定できる。
使い慣れてない薬指での操作になるけれど、使ってみた感じすぐ慣れるかなと思った。
このボタンの存在でマウス自体が大型化している印象があるが特に重いとかは感じない。

G08ボタン。
マウスホイール下部にある二つのボタンのうちの上のボタン。
これで設定プロファイルを入れ替えるらしい。誤入力してしまわないように普通にマウスを握っている状態では押しにくい位置にあり、ボタンの高さも低くなっている。
Razerはゲームや用途毎にいくつもプロファイルを管理できたけど、G600はこの都合上3つまでしか設定できません。3つで十分な気もする。(アプリケーション毎に設定できました。)
設定を切り替える時わざわざタスクに常駐させてるドライバーをクリックせずにマウスボタン一つで変えられるのは便利な気もするが、そもそも頻繁に変えるようなものでもないし「これ必要???」感は否めない。
プロファイルごとにサイドボタンのバックライトの色が変わるので頻繁に変える人は視覚的に確認することが可能?。

ホイールを左右に倒すことで新たなボタンが。
PS2ジョイパッドの11、12ボタン以来の感動。ここにデフォルトだとブラウザの「戻る」「進む」が割り当てられている。2010のRazerのものよりはるかに押しやすい。


ドフスで使ってみたところ私はスキルの上段に1〜0を下段にCtrl1〜Ctrl0を割り当ててたんですが下段はうまく認識してくれなかったのでGシフト押下時はF1〜F10を割り当て、ゲーム内でも変更することで使えました。
どうやらShiftキーCtrlキーの同時押しは全て認識しない模様。(ドフスゲーム内)

またホイールを左に倒すとショートカットのページ前へ、右に倒すと次へとすることで2ページ以降もマウスのみで使えるようになりました。
さらに余ったキーでインビジモード、生き物モード、マウントバッグへのアクセス等、よく使いそうな機能を割り当て、かなり便利になった感じです。



一部動作が不安定だったりプロファイル設定がうまくいかないときもあるけど色々試せば大抵なんとかなるっぽい。
設定画面ではあらかじめコマンドを作成しておいてドラッグ&ドロップでやったほうがいいかも。
Razer Nagaも最新のものを見ると随分形状が変わっていて機能も増えているようだけど、値段を差し置いてもG600買ってよかったと思っています。
耐久性についてはまだなんとも言えないけど一応性能の売りの一つに耐久性を謳っているのでそこは信用しつつ様子見。
次にマウスを買う際には新しいRazerいってみようかな。